救急の現場では、看護師の人材が不足している現状があります。
人が生きている限り、命が脅かされる事態はいつどこで起きるかわかりません。
そんな中、看護師が不足して、満足いく医療を受けられない人が増えるのはまさに由々しき事態です。

そこで今回は、看護師の人材不足の事態を解消するには、どうすればいいかについて考えてみました。

特に救急医療機関は、基本的に24時間体制であり夜勤もあり、体力も必要な現場です。
そんな現場で働き続けるのは難しいことであり、それだけの報酬を与える必要があるといえるでしょう。

そのため、夜勤手当や残業手当を十分に与えることが重要です。
満足行く報酬があれば、それを糧にして頑張ろうという看護師は増えるでしょう。
単純に給与が高ければ、それだけで魅力的な病院として、求人に応募してくる人の数も増えます。

また、プライベートを大事にできるかどうかも大事な点です。
忙しすぎて休みすら取れない職場であれば、人は精神的に耐えられず離れていってしまいます。
そうならないためには、有給が取りやすい職場体制を作ることが求められます。

その他、病院全体で看護師のワークライフバランスをサポートする動きも必須です。
看護師は女性が9割を占めており、子育てをしている人が少なくありません。
それを踏まえて、子育てをしながらでも仕事に専念できる環境を作れば、ママさん看護師が集まってきます。
具体的には、時短勤務を認める、24時間体制の院内託児所を設けるなどの対策を講じることをおすすめします。