救急医療現場で働く看護師たちは、ストレスが溜まりやすい実態があると言われています。
常にプレッシャーとの戦いであり、バタバタ走り回り、死という悲しい場面にも立ち会わなければならないこの現場は、想像をするだけでも過酷なのがわかります。
実際、そんな過酷な現場の中で、一人一人のストレスが限界に達し、職場全体がギスギスしているようなケースも少なくありません。

そうした看護師のストレス問題を解消するためには、どういった対処法があるのでしょうか。

第一にやるべきなのが、職場でこまめなヒアリングを実施してもらうことです。
どんなに忙しくても、人が人を気遣う気持ちは忘れてはいけません。
職場で定期的にミーティングの機会を設けたり、声掛けをする体制をつくることが大事です。
それぞれが悩みを打ち明けられる雰囲気を作ることこそ、ストレスの軽減に繋がります。

そして次に重要なのは、看護師自身がオンオフをしっかりと分けることです。
救急医療の職場は、常に責務に追われる状態が続く現場であり、家に帰っても仕事モードが抜けない人が多いものです。

その場合は、軽く散歩をして環境を変えたり、友人と会ってお喋りをしたりして、気分転換をするといいでしょう。
職場と家の往復だけでは、毎日代わり映えがなく、仕事で溜まった心身の疲れも取れません。
ストレスを発散するため、なるべく趣味や自分のオアシスを探し、生きる楽しみを見つけることが大切です。
プライベートの楽しみが見つかれば、仕事を頑張ろうとするモチベーションにも繋がるものです。